「美容室で働くこと」って憧れや夢がないと絶対に人生設計の選択肢には入ってきません。好きなことをして働くっていいことだし、好きなことを続けていける環境に身を置けるってとてもステキなことだと思います。
高卒にせよ、専門学校卒にせよ、さぁこれから美容師として美容室で働くぞってときは誰だって緊張しますよね。もちろん美容師だけに限ったことではないですが。
はいどーも、毎度おなじみハッタです。美容室で初めて働くときに何から学ぶのか、何を教えてもらうのかをララチッタ目線でちょっとお話してみますね。
美容室で働いて最初に学ぶこと
最初に学ぶことと言いつつも並行して学ぶことが多いので、いくつかリストアップしていきます。
- 社会人としての心得
- 美容師としての心得
- お茶出し
- 掃除
- 電話対応
- 受付対応
- シャンプー
- マッサージ
美容室によってはいろんなカリキュラムがあるので、関係のない方は流していただいて大丈夫です。
2つの心得
今までいろんな学生上がりの美容師を見てきましたが、自分を含め学生気分が抜けません。
挨拶、返事、遅刻、言葉遣い、提出物などひどい人は休む時に親から電話も。自分が社会の一員であることを自覚していなかったり、美容室の看板を背負っているという認識がぜんぜんない子もいました。
いきなり全てを学ぶことは無理だと思いますが、少しずつ大人になってもらわないといけません。
とまぁ社会人がなんたるかも知らないハッタが言うのもなんですが、とりあえずは学生とは違うんだっていう線引きさえしてあればそれでいいと思います。
お茶出し・掃除
これに関しては美容師免許がなくてもできる仕事で、小中学生の職場体験でもさせてあげることはできます。
ただし学生ではないので、お茶を出すときの声かけや笑顔、掃除の時にダラダラしないなど気をつけることもたくさんあります。
電話・受付対応
これは職場体験の子にはさせることはできません。
電話越しとはいえすでにそこから接客は始まっているので失礼のないようにしないといけません。1トーン高めの声や相手を待たすことのない迅速な予約確認など、なれていてもできないことは多々あるので気をつけねばです。
受付もいくら新人とはいえお客様からしてみれば美容室の中にいるプロの一人として認識されるわけですから、まごついていたりぎこちなかったりすると萎えます。
技術を介さない接客で一番責任のある仕事です。
シャンプーマッサージ
電話受付対応とはことなり技術を介しての接客。
新人がまず真っ先に習うのがこの『シャンプー』と『マッサージ』です。技術は各美容室で内容が違うし、こだわりの部分でもあるので割と厳しめのチェックが入ります。
なぜなら他のスタッフがフォローできない1対1の仕事なので、全責任が新人にのしかかってきます。
時には「気持ちよかった、ありがとう」と言われ時には「もうあの子つけないで」ということも珍しくはないです。じっさいに何人も見てきました。
そして『シャンプーが上手な子はいい美容師になる』とまで言われているほど重要な技術なので、入社1ヶ月目からめちゃくちゃこだわって誰よりも上手くなる練習に取り組んでほしいです。
美容室で最初に学ぶこと:まとめ
他の業種でもそうなんでしょうけど最初は学ぶことがいっぱいです。でも他業種と違うのは《夢を叶える第一歩》であるということ。
なりたい像はあったとしてもすぐになれず、もどかしさもあるかもしれません。ただ確実に階段を登って行けるので、時期尚早に自分に合わないと思って辞めてしまうというのはもったいないです。
接客や人が嫌いという人でなければ、美容師の仕事の地味さと楽しさをたくさん噛みしめて育って欲しいなと思っています。
学ぶことの多さは美容師でいる以上、働くのを隠居するまで変わらないと思うのでそれも楽しみの一つに変えてみましょう。