どーも、カラー剤アレルギーでヘアカラーができない美容師ハッタです。
タイトルの通り『黒染めは市販のカラー剤よりも美容室に任せたほうがいい』ということを伝えたくて書いている次第です。
高校生や専門学校や大学生の校則・就活、はたまた社会人でも面接・転職の際はなにかと髪色を暗くする機会があるかと思います。

暗くないといけない風潮は嫌いです。
その都度、暗くして、また明るくしての繰り返しでは髪の毛がかわいそうです。とくに市販の黒染めを使った際の落ちない赤みをどうにかしてほしいとの注文は希望通りにしにくくてツラいです。
市販の黒染めでいいじゃ〜んと思うかもしれませんが、かなり厄介でいやーな赤みが取りきれません。その理由は自分のブログに書いてあるので気になる人は以下からどうぞ。
黒染め明るくしにくい理由
ではどうやって暗くすればいいの?となると思うのですが、そこはしっかりと暗さと色素量を調整できる美容室に任せるのが一番だと思います。
地毛に寄せた自然な黒髪の表現や、次にまたカラーをしたいというときのためにある程度の暗さの調整ができます。あとは市販の黒染め用カラー剤に比べダメージも抑えることができることもメリットの一つ。
今後も継続的にきれいなカラーを楽しみたい方は黒染めをするときに《美容室で染める》という選択肢を考えてみてください。
就活向け黒染めの例
先日、学生さんの就活用写真を撮る前のヘアカラーを担当させていただきました。
もとはわりと明るくそこそこカラーを楽しんだ髪の毛です。
この髪の毛をよりナチュラルに透け感のある黒髪にします。
就活が終わればまたカラーをしたくなると思うので調整をしておきます。これを『就活ブラック』と呼びます。
就活ブラック施術前(ビフォー)

下の黒いタオルと比べても明るさがあるのがよくわかります。

見た目にはそんなダメージがあるようには見えませんが、濡れるとキシつきが出るくらいのダメージはあります。いわゆる健康毛ではない状態ですね。カラーやパーマを一度でもした人は健康毛ではないです。
髪の毛が乾いているときにツルッとしている髪質の人っていますが傷んでないわけではなくって「キューティクルに恵まれているだけ」なので、ダメージがないわけではないです。
普段からカラーをしている人はきちんと髪の毛を補修するようにしましょう。
就活ブラック施術後(アフター)

最近は地毛が真っ黒という人ってそんな多くないので、気持ち明るさを残すように染めています。
黒染めでも重さを感じないような仕上がりかなと。

西日にあたっても自然な明るさ。たぶん誰がどう見てもきれいな地毛のように見えるかと思います。
明らかに黒く染めましたという印象を見る人に与えないように、ナチュラルな透け感を残して染める。
『就活ブラック』終了です。
黒染めについて:まとめ
美容室で黒染めをする場合はこのような雰囲気で染めることはできます。が、自分でやるとなると薬剤の配合はできないでしょうし、髪質に合わせた薬剤の強さをチョイスできないです。
自分でパパッと染めることはかんたんですが、ヘアカラーを楽しみたい人や暗くてもきれいな見え方をしてほしいというのであればぜひ美容室で染めてみましょう。
様々なタイミングで髪色を変える必要があると思うので、信頼できる担当と相談して予定に合わせたヘアカラーのプランニングもおすすめです。(結婚式など)


では、また!