どーも、ハッタです。
今日、お客様との会話で「ブログ読みました」と言われたのでブログを書くモチベーションがグワッと上がっております。(毎日どれくらい見られているかはこっそり計測しています)
今まで書いていたブログとは違って内容を美容師っぽさに少し寄せて書いているので、それなりにプロっぽい雰囲気を感じてもらえればと思っております。
今回はその「ブログ読みました」と言ってくれたお客様のカウンセリングで『前回と同じように』というオーダーをいただきました。
よくあるオーダー内容で美容師的にも「前回の感じ、好評だったってことかな?」もしくは「お手入れしやすかったかな?」なんていうふうに受け取ります。どちらにしても良いように感じています。
もしかしたらほんとそれでOKなのかもしれないし、心のなかでは「もっといろいろしたいけどオーダーするの面倒くさいからいいか」と思っているかもしれません。それは口に出してもらわないとわからないのでなんとも言えませんが…
そこで「前回と同じように」とオーダーを受けたらどうするかを私の場合で書いていきます。
「前回と同じように」と言われたら


同じにしません!
えっ?なんで?って思うかもしれませんが、ハッタ的にはいくつか理由があります。
- 前回の来店時と今回の来店時の髪型が違う
- 同じじゃ面白くない
- まったく同じにはできない
- 同じじゃなくても満足してくれる
書き出してみるとこんな感じです。
一つ一つを説明していきます。
前回と今回で来店時の髪型が違う
これはプロ目線になってしまうんですが、「前回の変化■→★」と「今回同じにしようとする変化★→★’」では変化の幅が違います。そのため同じ髪型になったとしても感動が薄いということが言えます。
なので満足度が少しばかり減ってしまいます。
同じじゃ面白くない
同じ髪型が続くことで嬉しい人もいるでしょう。カラーなんかでは「またあの色が帰ってきた!」なんていう感動はあるかもしれませんが、カットではよほどのことがない限りそんな感動はありません。
飽きがきます。何度も続けばですけど。
まったく同じにはできない
これは正直言って、状態の違いのこともあるのでまったく同じはかなり難しいです。
同じように切っていても誤差は出ますし、美容師としてそのときの個人的な旬の技術によっても変化があります。
カラーでも同じ薬剤を使おうと思っていても、ベースの髪色にどれだけ残留色素があるかによっても多少変化させないと「同じ色の再現」はかなり難易度高めです。
パーマに関しては「同じような気がする」の一言で終わらせることができます。
同じじゃなくても満足してくれる
これを言ってしまうと元も子もないような気がするのですが最終的に「前回みたいに同じように切っておきました」というだけでお客様は納得してしまいます。
不思議なもんですね。
あとは「ここもっさりしていてジャマそうだったんで取りました」も通用します。
完全に信頼関係が成り立っている証拠でもあるのかなと思っています。そんな素晴らしい関係を利用して「前回と同じように」していなくて申し訳ない!笑
同じように切るよりも伸びたあとのスタイルの崩れを補正したカットを心がけていますよ。
「前回と同じように」のまとめ

美容師は自分勝手!笑
ということでいいんじゃないでしょうか。美容師って人の言うことが聞けない人がなる職業なので。
目の前のお客様をきれいに、お手入れをしやすい毎日を過ごしていただくために傍若無人な仕事をしちゃうんです。
もしも心当たりがあるお客様がいたら申し訳ないです。そしてこれからも続きます。
番外編①:メンズの場合
メンズって「前回ぐらいで」っていうオーダーがめっちゃ多いんです。
早ければ1ヶ月、長くても3ヶ月くらいのスパンで来るので自分が切ったカットラインをそのままなぞるだけ。
というか自分のカットのクセがあるので1ヶ月分くらいを切るっていう感覚だけでほぼ同じようなスタイルを作ることができます。
言っちゃいけないかもしれないですけど…

メンズの場合はカルテすら書きません
カルテを見るよりも、目の前の頭を見たほうが前回がわかるので。
あとは自分を信じて切るだけです。
番外編②:自分以外の人施術の「前回と同じように」

ムリっす
人のカットラインなんてわからないし、もしも他のお店でやったカラーなんかであれば色もわからんし薬剤もわからん。
果てしなくムリな案件。
このパターン、たのむからやめれ。
以上「前回と同じように」と頼まれたときの対応の記事を終わります。