どーも、カラー剤アレルギーを持つ美容師ハッタです。
先日電話で「ヴラドロ…なんとかのカラーができるんですか?」という事がありました。

ヴィラロドラですか?

カラーが頭皮にしみやすくて検索したらおたくがでてきたから電話しました

当店では取り扱いをやめました

ではいいです
すごく簡素化してますが、こんな内容のお電話でした。
これが何の話かというと「ヴィラロドラ」というオーガニック系のヘアカラー剤ということを謳っているけっこう前のカラー剤のことです。
「オーガニック=体に優しい」という勘違いをしているのだと思いますが、こだわって探しているようなので伝えはしませんでした。
オーガニック系のカラー剤は頭皮に優しい?

当店でも「オーガニック」ということで扱ってはいたので言えるのですが、オーガニック系のヘアカラー剤が頭皮や髪の毛に対して優しいか優しくないかで言えば…

優しいわけではない
もしかしたらカラー剤の中では優しいのかもしれませんが、アルカリ剤でジアミンが含まれていて過酸化水素水を使用していて髪の毛や頭皮にに優しいはずがないんです。
カラー剤はそもそも人体に対して厳しいものしか入っていない中で、各メーカーがそれでも優しさ謳えたらいいなというほんのエッセンスレベルの優しい成分しかないわけです。
いくらメーカーや美容師が髪や頭皮に優しいといってもどんぐりの背比べくらいといった範疇であることを理解しておきましょう。
しみないカラー剤はあるの?
これに関しての答えは…

あるかもしれない
前述のようにアルカリ剤を使用している以上、お肌は負担がかかりその日の状態によってはしみることもあればしみないこともあります。
美容師がカラーを塗っている時に「しみないですか?」と聞くことがあると思いますがたいていの人は「大丈夫です」と答えます。
個人的には「ほんとに…?」と思っていますが、頭皮から皮脂がしっかりと分泌されている場合であればそんなに刺激を感じることはないと思います。
カラー剤がしみにくくなるには?
カラー剤が頭皮にしみやすい場合や、どうしても頭皮につけてしまいそうな塗り方をする際には「頭皮の保護オイル」を塗らせていただきます。
少しでもオイルで皮膜を作ることでしみやすい成分が直に頭皮に当たらなくて済むようにできるからです。
美容室に行く前にシャンプーをしないほうがいい?

超絶YES!!
頭皮の脂を直前で取ってしまうとカラーを塗るときまでに保護できるほど分泌が追いつきません。
もちろん心配なときにはこちらで保護オイルを塗らせていただくのでご安心してほしいのですが、できればシャンプーをしてから美容室には来ないでください。
前日にお風呂入り忘れて汚いから〜と思っていても頭だけはそのままにしておいていただけると美容師としては助かります。
皮脂が多めに残っているので安心感があります。
あなたが汚いと思っている頭皮も美容師からしてみれば立派なバリアなのでお気になさらず。
まとめ

いろいろ書きましたが、結論を言わせていただくと「しみないカラー剤はない」です。
なのでオーガニック系のカラー剤だから大丈夫とか思わず、その日の体調や過去の経験からしみることがあるかもと予測を立てて美容室でカラーを受けるようにしましょう。
塗り方によってはしみ方がそんなでもないこともあるかもしれませんが、忘れないでください。
カラー剤はしみます。


