ブラック校則というキーワードが出始めてからしばらく経ちます。
「明治・昭和の古い時代に作られた時代錯誤なルール」を今でも押し付けるかのような校則をどう思いますか?
ツーブロックが禁止と言われる理由のひとつで「就職で不利になるから」というちょっとおもしろい話を聞いたので、私個人の見解を書いてみます。
過去に書いた記事もあるので時間があれば読んでみてください。
ツーブロック禁止が就活・面接で与える影響


チョット待って、熱心に記事にするほど問題あると思う?
床屋さんのことは知らんけど美容室に来る男性客の90%はツーブロックをしています。
もしも目の前の面接官やその企業・会社内で働く男性がツーブロックをしているとしたら、どのように考えますか?
私基準で申し訳ないのですが、世の中の半数以上の男性がツーブロックをしているのに一つの企業内で一人もツーブロックがいないわけがないんです。
女性のカラーはある程度許されていても男性のカラーを許していない接客業の企業もありますが、だからといってツーブロックもだめとは言われません。
話を戻しまして、高校生の就職面接でツーブロックであることを指摘してくると思いますか?

あるわけないですよね。
そもそも企業としてはツーブロックを規制しているよりも売上を上げてくれる人材を見つけることのほうが重要なので、いちいち気にしません。
私的な見解ですが、ツーブロックがベースになったヘアスタイルは
- 耳が出ている
- もみあげが乱れていない
といったさっぱり感のある要素がガッツリなので、私が面接官ならこんなふうに思います。

学校でも厳しいところは眉にかかるのはNG、耳にかかるのはNGといった超さっぱりした髪型を校則にしているところもあります。
ツーブロックの特徴である
- 耳が出ている
- もみあげが乱れていない
これって、ものすごく当てはまることじゃないですか?
このような一見厳しそうな校則ではありますが、就活向けなすばらしい指導なのは間違いなし。ただ、ツーブロックが就活に対して不利になる要素はないものと思います。
おそらくほとんどの教職員の方が一般企業に勤めた経験がないことから、このような指導になるのかなと思います。
これは一般企業の大人を相手にしているイチ美容師としての見解です。(先生をディスるつもりは一切ありません)
就活で不利になる髪型って?
ツーブロックが不利になることはないとは書きましたが、ではどのような髪型だと不利になるのでしょうか。
そんなに難しい話ではなく印象のいい人の反対だと考えればいいと思います。
- 不潔
- 誠実さを感じない
- 暗そう
単純に企業にとってプラスに働きにくそうな印象を与えてしまう髪型は有利であるとは言えません。
むしろできる限り有利に就活を進めていきたい人たちはみんな「印象の良い髪型」を選ぶでしょう。
そういった観点から『いい印象を与えることができない髪型=不利な髪型』であると言えます。

上の図のようにどちらに能力があるかなんてのは面接では正直わからないところもあります。ただ、どちらと働きたいか比較されやすいのが第一印象になると思っています。
第一印象は外見のみの情報でほんの数秒あれば決まるものなので、そんなところで不利になりたくはないですよね。
良い印象を持ってほしければ「それなりにきれいな身支度」をしておくようにしましょう。
就活を有利にする髪型=おしゃれな髪型ではない
ここまで読み進めてもらった人はなんとなくわかるとは思いますが、私は就活を有利にする髪型がおしゃれである必要性の話はしていません。
なぜならおしゃれな髪型が清潔感があるとは言えないからです。
最近では目にかかるような前髪の男子が多いですが、それらを清潔感があると判断する大人はごくわずかです。
美容業界やアパレル界隈などでは理解があるかもしれませんが、一般的な企業ではそうはいきません。
就活での髪型を決める際には客観的な視点で『どんな人に好印象を抱くか』を考えておくといいでしょう。
近隣の大学生もふだんはオシャレよりも髪型をオーダーしていますが、就活になるとやはりスッキリめの髪型のオーダーをする学生が99%です。
ツーブロックが就活で不利になるか:まとめ
就活でツーブロックは不利にはならん

ツーブロックにしたくらいで就活が不利になってたまるかってんだ
世間一般ではツーブロックはいたって普通の髪型であることや、面接官ですらツーブロックのこの時代です。だれが脇を刈っているだけの髪型を咎めるでしょう。
ニューノーマル・新しい生活様式といった言葉からもツーブロックのような髪型も認められて然るべきと思っています。
面接ではいかに組織の戦力になれるか・新しい風を吹かせられるかをアピールすることが大切なので、髪型よりも人間を見られているということに意識をしておきましょう。
この記事がこれから面接を受ける若い学生さんにとって少しでも追い風になってくれますように。



